歩苦 求路の備忘録 (旧:奇人な鬼神)

お酒、特にスピリタスについて備忘のためにつらつらと。

アルコールと甘さの関係をスピリタスで検証

前回の記事では、
エナドリにアルコールを入れると、
甘さが隠れて苦さが目立つという内容を書きました。

ectogre.hatenablog.com

どうも、スピリタスを入れることで、
甘味をはじめとしたほかの味が隠れ気味になることで、
アルギニンの苦味が前面に出るみたいです。

と、記載したのですが、
これは本当でしょうか?

アルギニンが目立つようになるのは確実だとは思います。
アルギニンは酒に溶けませんからね。
酒を入れた時の影響は皆無と言っていいでしょう。

では、本当に他の味は隠れたのか?
そこが問題です。
なので、一番目立つ味、甘味で検証してみましょう。

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検証方法

以下の度数・温度の6パターンで飲み比べて味の比較をします。

温度
  • 常温(25~28度※度数が高と室温に放置した場合高くなるためずれた)
  • 冷蔵庫(12.5~14.5)
    度数
  • 0度…砂糖水
  • おおよそ10度相当…ストロング系飲料相当
  • おおよそ50度相当…ハードリカー(アブサンレベルのリキュール等)相当

検証結果

常温

【砂糖水】
普通に甘い。砂糖水だもの。

【おおよそ10度相当】
むしろ甘くなった。でも、砂糖の甘さとは違う甘さな気がする。
アルコールによる突き抜ける風味もセットであるので、アルコール起因。

【おおよそ50度相当】
よーく、よーく味わうと、砂糖の甘さに差がないことはわかる。
だが、舌へのアルコール刺激が強いため、集中しないとわからない。

冷蔵庫

【砂糖水】
普通に甘い。ただし、常温よりは感じにくい。
また、冷やす前よりは甘さの引きが明らかに早い。

【おおよそ10度相当】
甘さ自体は先ほどと変わらず、また、砂糖水とも変わらず。
ただ、甘さの引きが明確に遅い。
アルコールのブワッとする感覚に乗るせいか、長く続く。

【おおよそ50度相当】
常温のケースよりも顕著。
アルコールの刺激が強いため、砂糖の甘さがわかりにくい。
飲みなれてやっと、砂糖の甘さがわかる。
それまでは本当にアルコールの刺激で甘さが鈍る。


確かに度数を強くすると、舌への刺激が強くなる分、
甘さを感じにくいという結果は出ました。

しかし、エナドリ検証の際明らかに苦くなったケースの
アルコール度数は10度相当なので、
今回の結果と一致しませんね。

この結果の通りなら、むしろ甘く感じるはずです。
つまりは、この検証だけでは不十分ということですね。

アルギニン単品で注文したので、
次回はこれでやってみましょう。

まさか苦味が強化されるのか…???