歩苦 求路の備忘録 (旧:奇人な鬼神)

お酒、特にスピリタスについて備忘のためにつらつらと。

穴だらけDBエンジニアが転職に至った推移

転職活動もひと段落つき、あとは退職手続き、引継ぎ等々を残すのみとなったので、
一旦まとめてみることに…

転職理由

まずは、今回の行動原理となったこれから。

  • 現在も経済的に厳しい中、現職での手当支給期限があと1年半に迫っていた。
    (猶予はあるが、絶対逃れられない理由。打ち切られたら生活不可能)
  • 上長および会社組織の技術的な方針のブレっぷり、及び
    当該方針と自身のスキル(DBエンジニア)との不一致っぷりに愛想が尽きた
    (長期時間をかければ望む形へ改善する見込みはあるが、現在の大きな不満)

この2つが組み合わさり、
『最早これまで…!!!』
と決断し、転職に至りました。

転職活動の結果、

  • 現職の手当込みの金額よりも残業なしの状態で多くもらえることが確定
  • 役職上DB専門で携わることができる業務の獲得

の両方を獲得できたので、自分としては決断してよかったと思います。

今回は、経済的理由については本当に参考にならないので、
2つめの、どのような経緯で
『あ、これDBやるなら、いや、他の技術について身に着けるにしても、他の会社行った方がいいな』
という結論に至ったか思い出してみようと思います。

人の信用の失われ方の一例として、ご参考いただければ幸いです。

そっちの理由で転職を考えるようになった経緯

最初のきっかけは唐突なロケの方針転換でした。
元々、私の在籍していたロケは売上を目的にはしておらず、
教育ロケとしての立ち位置が強いロケでした。
少なくとも、私は上長からそういうロケにしてほしいと聞いていました。

しかし、1年足らずで方針が変わり、
今は『売上至上』が目的に変わってしまった模様。
当初は知識を持ち帰るためにそのロケで学んだ人間は
2年を基準に配置換えするといっていたのに、そのお話もどこ吹く風。

チームリーダーとして、上記の方針を真に受け、

『メンバーが、いつ、どのようなタイミングで移動となっても、
このロケで身に着けた能力については無駄にならないように定着させ、
また、そのような人員ローテーションにも耐えられるように環境を作る』

ということをやっていた自分が、馬鹿みたいに思えました。

まぁ、それでもお仕事なので仕方なしと思い、
このような方針になったからには確認せざるを得ない以下の点について聞いてみました。

『目標の変更はわかりました、しかし、
今までの目標と相容れない場合はどちらを優先されますか?』

この質問の答えに思わず失笑しました。
だって、結局のゼロ回答でしたからね。

『とりあえず新しく配属される新人が業務が最低限できるレベルであればいい』
『それはお前たちが考えることだ』
(上長該当者は2人いたため、それぞれの回答です)

ああ、この人たちは結局目先のことしか考えてなかったのね。 そう思いました。
そして、この人たちが取得したビジネスマネジャー検定は、
ただのハリボテなんだろうなと確信しました。
(まぁ、穴だらけOracleDatabaseGold保有者の自分が言える立場でもないですが…)

実はさっきの質問、ロケメンバーから出てた質問でもあったんですけどね…
だから上にあげたんですけどね…

その後、ロケメンバーには質問を投げかけた当人を加え
『自身のスキルアップのこと最優先にすることを勧める、会社の方針は従うフリだけでいい』
みたいな形で伝えたと思います。

この時点で、自分は会社及び上長への貢献を切り捨てました。
リーダー職についても、メンバーが不幸にならない以外については気にしなくなりました。
おかげてとてもリラックス!!リーダー業務も手を抜けるようになりましたしね(ヲイ)

そして、それからしばらくした後、
他ロケ&上長を交えたビアガーデンがありました。
正直、もう先に述べたような認識であったため、
時間の無駄だし行きたくねぇ…コミケの準備してぇ…
と思ってましたが、リーダーが行かないわけにもいかないため参加しました。

でも、結論からしてここで決意が固まったので、今思えば参加してよかったですね。

仕事の話で、話題は将来的に業務に組み入れたい方面。
内容は、データサイエンス方面で伸ばしていきたいとかいう妄想話。
そこで、自分は思うことがあり以下の質問を投げかけてみました。

『で、その技術はどういう風に役立てるのです?』

そして、その回答は以下でした。

『は?そんなことどうでもいいだろ?』

は?どうでもいい???
お前らなめとんのか?あぁ!?

ブチ切れましたよ、ええ、心の中で。
お前らのような人間が中途半端に売り込むから、お客さんも作る方も不幸になるんだろうが!!
ああ、そうか、お前らは売り上げが増えれば他が不幸になってもウェーイだわな!!とか、
お前ら今は上長だが、もともとは現場で働いていたんだろ!!
なんでそんな投げやりなんだ!!とか

自分はもともとメーカのIT担当で、そういう気まぐれで導入されたERPで鬱になったり
した経験もあるので、そういう無神経さにはほとほと腹が立つたちなんですよね。
あと、メーカ側の『自分たちITシロウトだから』類の言葉も腹が立ちますが。

そして、そのビアガーデンの帰りで、転職を決意しました。

それ以来、他の人が社内で何らかの活動をしていても
『点数稼ぎお疲れ様でーす!!』
としか思えなくなりましたね。

※実は、とどめにもう1つあったのですが、それは決意後の出来事なので
別で書こうかなと思います。 スキルとか、資格とかについては別枠で書きたいもので…

どうすればよかったのか

こういうことがあると、
『なら、どのような展開であれば自分はこの決意に至らなかったのだろうか?』
と考えたりしますが、
やはり、『人の話を聞く、そして応える』これに尽きるのではないかなと思います。

ただでさえ少ないロケと上長の会話の機会。月2回あればいい方ですかね?
しかし、基本的にこちらの話すことは報告のみで、上記の流れを察知することは不可能でしょう。
しかも、たまに飲み会とかがあってもメインで話すのは上長、
しかも自慢話やどうでもいい雑談だけ…
面従腹背もやむなしです。

退職の決定を伝えに行ったとき、『もっと相談してほしかった』と、 お約束の言葉を言われましたが、ぜひ、それだけの信頼を築いていたか考えてほしかったです。
意味もなくこちらが不利になるだけの状態で、その内容をずかずかと相談する間抜けはいませんよ。

もともと、その辺のコミュニケーションが問題になっているからとか言って、
クラブ活動とかその手の飲み会増やしてますけど、
この状態では無意味どころか逆効果な気がしてなりません。
まぁ、最近は仲がいい人同士で集まる方向に流れているようですが、
それ、会社を上げて援助してやる価値あります?援助なくても勝手にやりますよね?

それだとそうでない人が辞める?それが嫌だ?
ならば、お茶を濁さないで報酬払いましょうよ…
きちんと相場感を理解して、ねぇ…

と、いうことで、よくある理由ではありますが、このような経緯になります。
ここまで見てくれた方々に感謝します。

追伸:
もちろん、学べたことやプラスも多いので、そっちについてはまた別で書きたいですねぇ…