歩苦 求路の備忘録 (旧:奇人な鬼神)

お酒、特にスピリタスについて備忘のためにつらつらと。

OracleDB(12.2)インストールログからわかる設定比較。

先日、業務上でインストールログを基に機能を説明していたら、
インストールログは信用できないから、その時に取得したスクショで説明しろと言われたため、腑に落ちないので確認してみました。
  

項目名 1回目設定 2回目設定
データベースの識別 コンテナでない コンテナを1つ作成
データベース記憶域属性について テンプレート・ファイル 記憶域属性 ファイルシステム 指定
リカバリオプション 高速リカバリアーカイブ両無効 両方有効
リスナーの選択 リスナー未選択 新規リスナー作成
Date Vault Vault未選択 Vault有効
(構成オプション)
モリー管理 自動メモリー管理 自動共有メモリー管理
ブロックサイズ、プロセス数 プロセス数…300 プロセス…1000
キャラクタセット AL32UTF8 JA16SJISTILDE
サンプルスキーマの有無 なし あり
パスワードの設定 同じ管理パスワードを使う 管理パスワード個別設定
初期化パラメータの変更 未実施 初期パラメータ sessions 1000

 
上の二つの設定で作成したそれぞれのデータベースのログを比較することで確認します。
結論としては、おおよそ"グローバル設定"もしくは、"初期化パラメータ"の項目
(恐らく、ログ内の7割程度の箇所に記載あり) に記載がされているみたいです。
 
 

項目名 ログの記載内容(1回目) ログの記載内容(2回目)
データベースの識別 コンテナでない コンテナを1つ作成
- コンテナ・データベースとして作成(E) : いいえ - コンテナ・データベースとして作成(E) : はい
データベース記憶域属性について テンプレート・ファイル 記憶域属性 ファイルシステム 指定
(未記載) - データベース・ファイルの記憶域タイプ : ファイルシステム
リカバリオプション 高速リカバリアーカイブ両無効 両方有効
(未設定) - log_archive_format : %t%s%r.dbf
log_archive_format…アーカイブログファイルの書式のこと
リスナーの選択 リスナー未選択 新規リスナー作成
(未設定) - local_listener : LISTENER_ORCL2
Date Vault Vault未選択 Vault有効
Data Vault Owner Name: Null Data Vault Owner Name: C##valsys
Data Vault Account Manager Name: Null Data Vault Account Manager Name: C##valsys
Enforce Data Vault: false Enforce Data Vault: true
Configure Data Vault: false Configure Data Vault: true
構成オプション
モリー管理 自動メモリー管理 自動共有メモリー管理
- memory_target : 1637 MB - pga_aggregate_target : 410 MB
- sga_target : 1227 MB
ブロックサイズ、プロセス数 プロセス数…300 プロセス…1000
- db_block_size : 8192 BYTES - db_block_size : 8192 BYTES
- processes : 300 - processes : 1000
キャラクタセット AL32UTF8 JA16SJISTILDE
- データベース文字セット(A) : AL32UTF8 - データベース文字セット(A) : JA16SJISTILDE
- 各国語文字セット(I) : AL16UTF16 - 各国語文字セット(I) : AL16UTF16
サンプルスキーマの有無 なし あり
Option Tablespace Map: [[CWMLITE:SYSAUX][ORACLE_TEXT:SYSAUX][SAMPLE_SCHEMA:SYSAUX]]
パスワードの設定 管理パスワード個別設定
(確認できず) (確認できず)
DBの作成、テンプレートの保存、スクリプトの構成 未実施 初期パラメータ sessions 1000
(未設定) - processes : 1000